Novel Juggling Ideas From The Past

(日本語はこちら)

The following ideas, gags, and tricks come from the Jugglers’ Bulletin, which was published in the 1940s by Roger Montandon. Roger very kindly gave me permission to use any of his Jugglers’ Bulletin content in my writing before he passed away.

Two Bobby May Gags

We start with a gag from Bobby May that I imagine would look quite amazing and would be very funny when the secret was revealed.

The next gag sounds rather goofy, but in the right act and done in a creative way, I could see it being useful.

A Balance Idea

This next trick is a fairly easy way to do something that doesn’t appear easy at all.

I would add that if you could flip these all up and catch the cone on your head as a hat and begin juggling the balls (and even the mouthstick), that would be a very, very cool trick.

Some More Mouthstick Tricks

Below are some other ideas for mouthstick tricks.

The first trick in the above entry is a very impressive trick. You can see it done quite effectively by Daviso Martini at the 4:00 mark of the following video.

You can also see it performed by Gustave Reverhos at the 0:46 mark of the following video.

And finally, here’s Francisco Alvarez, who was mentioned in the entry, doing the trick at the 3:04 mark.

If you’re up for a challenge or looking for something new, feel free to try this final trick or any of the other tricks or gags presented here. I’d love to see someone do the first Bobby May gag.

過去から学ぶ、新しいジャグリング

以下で紹介するアイデアやギャグやトリックの数々は、ロジャー・モンタンドン(Roger Montandon)氏が 1940 年代に発行していた「ジャグラーズ・ブレティン(ジャグラー会報)」からのものだ。筆者は生前ロジャー氏から、「ジャグラーズ・ブレティン」の内容を拙文に使用する旨を快諾していただいている。

ボビー・メイ(Bobby May)のギャグ 2 つ

まずはボビー・メイのギャグを紹介する。すごく面白いと思うし、このギャグのオチの部分は高確率でウケるものと思う。

訳:

最近、ボビー・メイとジャグリング可能なモノについて話していた際に印象に残った、使えるコメディネタのアイデア 2 つがある。これを読んでいる方の演技がコメディギャグに適しているものなら、色々と実験してみるといい。

1 つ目: 鼻やあごにダービーハットを載せるバランスのコメディネタ。まずはジャグラーがダービーハットをかぶって登場。頭を前に倒し、ダービーハットを鼻の上でバランス。帽子を一度頭の上に戻し、また再び前に転がして、バランスを取る。オチとして、頭をさらに前に倒し、実は本当にバランスを取っているのではなくて、何かがハットを支えていることをバラす。その「何か」とは黒い糸で、両端がダービーハットに縫い付けてあり、その紐が後頭部に引っかかっているというもの。適切な糸の長さと、頭から帽子を転がし落とす方法をいろいろと試す必要がある。

次に紹介するものはやや見劣りする感じもあるが、適切なアクトの中でクリエイティブなやり方で見せれば、有用なトリックだろう。

訳:

2 つ目: コメディアクトのアンコールの演出などに使えそうな、ちょっとした小技。一組の手袋を用意し、それぞれの手袋の指に短い糸を縫い付けるか、接着しておく。正確な長さは試行錯誤して見つけること。それぞれの糸のもう一方の端に、ピンポン玉を接着する。手袋をはめて手指を動かすとピンポン玉は激しく飛び跳ねるが、どこかに行ってしまうことはない。両手をくっつけてこれを行えば、一風変わったジャグリングができる。

バランスのアイデア

次のトリックは、一見まったく簡単そうには見えないことを簡単に行う方法。

訳:

ポール・チンクヴァッリ(Paul Cinquevalli)は、ハリー・フーディーニが脱走劇を演じたように、ジャグリングの世界で自分を宣伝するにあたり、色々な抜け道を見つけだしていた。
彼はダブルバランス、つまり丸い物体の上に別の物体を乗せてバランスを取ることができる、と主張した。もちろん、これは不可能だ。だがいわば「えせダブルバランス」をおこなうジャグラーは多い。
ノーバート・プロボスト(Norbert Provost)のトリックを紹介しよう。
テニスボールを左手で床にバウンドさせたのち、それをマウススティックに仕込んである 1 インチのボトルキャップ「A」の上に置く。2 個目のテニスボールを右手で取り、バウンドさせる。それを最初のボールの上に置き、そのままキープする。
大きなボールの入ったボール紙製のコーンを右手でテニスボールの上に置く。左手を離し、次に右手を離し、バランスを取る。ボール 「B」は固定されているため、「C」全体を 1 つのユニットとしてバランスすればよい。

筆者としては、もしこの全体を跳ね上げたのちに、コーンを頭にハットのようにかぶって、ボールをジャグリングしたら(マウススティックまでいけたらなおのことよい)最高にかっこいいトリックになるだろうと思う。

マウススティックのトリックをもう少し

以下はマウススティックを使ったその他のアイデアだ。

訳:

ヒュー・シェプリー(Hugh Shepley)から「私が見たマウススティックトリック」の投稿。#1 と #2 はフランシスコ・アルバレス(Francisco Alvarez)が、#3 はカネストレリ一座(Canestrelli Troupe)のとある芸人が演じたもの。#1 では、棒とボールが頭の動きによって回転し、まるで床屋の店先のポールのような効果を引き起こす。#2 は、スティックと 2 つのボールが蹴り上げられ、スティックが手でキャッチされ、ボールが図のような形でキャッチされる。# 3は皿回しのトリックで、棒の上でバランスをとっている状態で、頭を動かすと回転する。

上記記事の最初のトリックは非常に印象的なトリックだ。ダヴィーゾ・マルティーニ(Daviso Martini)が次のビデオの 4:00 から、非常にうまくこの技を披露しているのを見ることができる。

また、以下のビデオの 0:46 からギュスターヴ・レヴェロ(Gustave Reverhos)による演技も見ることができる。

そして最後に、上記記事でも触れられていたフランシスコ・アルバレスが、3:04 のところでトリックを披露している。

何かチャレンジしたい人、何か新しいことを探している人は、この最後のトリックや、ここで紹介した他のトリック、ギャグを気軽に試してみてほしい。誰か、最初に紹介したボビー・メイのギャグをやってくれないだろうか。

和訳: 青木 直哉(AOKI Naoya)

David Cain is a professional juggler, juggling historian, and the owner of the world's only juggling museum, the Museum of Juggling History. He is a Guinness world record holder and 16 time IJA gold medalist. In addition to his juggling pursuits, David is a successful composer, songwriter, multi-instrumentalist, and singer as well as the author of twenty-six books. He and his children live in Middletown, OH (USA).

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